僕は数年前から日経ビジネスを定期購読しています。
年間契約なので1冊あたり540円と、少々高価ですが、とても読み応えのある雑誌なのでオススメです。最初はビジネス用語が分からなくて少々苦痛ですが、辞書で調べならが取り組んでいくとそのうち理解できるようになってきます。そんな自分の変化に気がつくと少しうれしいものです (*^^*)
そんな日経ビジネスですが、大体金曜日か土曜日に届くので、週末に一気に読んでしまうのが毎週の恒例になっています。
折角ブログを始めたので、本書を読んで気付いたことや感想なんかも、毎週どこかでレビューしていきたいと思います。今回初めての試みですが、何卒寛大な気持ちで読んでいただけると幸いです ( ´∀`)
「できること」に目を向けよう!できないことは需要ではない!
先週号の「賢人の警鐘」で掲載された記事に共感したので、こちらの記事を今回の題材にさえていただきたいと思います。元厚生労働事務次官、村木厚子さんのコラムです。
村木さんは障害者の雇用や福祉の政策を担当され、当初は障害への配慮や偏見や差別など、デリケートなテーマに神経をすり減らし、慣れない業務にストレスを抱えていたそうです。そんな時、ある会社経営者が言った「できること、よいところを引き出して会社の成長につなげるのが経営者の仕事だ」という言葉に助けられ、その後の取り組みに対する強い支えになったそうです。
そんな村木さんの言葉で印象に残ったのが次の言葉です。
障害者というとつい「できないこと」に目がいってしまいますが、仕事をする上では「できること」を生かせばいいのだから、できないことはさほど重要ではない。
日経ビジネス 2021.09.20 No.2108号 「賢人の警鐘」より
前出の経営者の言葉もしかり、村木さんの言葉もしかり、障害者に限ったものではなく、僕を含めた多くの人に共通するものだと思います。
平均点に価値はない。だれにも負けない専門性を持とう!
僕たちは学生時代、どの科目も満遍なく得点が取れる人が優等生であって、特定の科目だけ得意でも評価されない環境にいました。とにかく苦手科目を克服し、いかにして平均点を押上げるかがポイントでした。
会社に入っても、いろんな職場を経験し、幅広い知識と経験と視野を持つことが必要だと考え、手当たり次第、いろんなことに手を付けてきました。そして頼まれごとは断らず、何事にも積極的に取り組むことが優秀な社員として評価されると思っていました。
しかし、どうでしょう。10数年取り組んできましたが、今自分の強みとはっきりと言えるものがありません。
「広く浅い」知識やスキルは、何もできないのと同じ。極端な表現かもしれませんが、実際に今そう思います。いったい今まで何をやってきたのでしょうか…
***
話が少し逸れてしまった気もしますが、できないことは隅に置いといて、できること、得意なことに磨きをかけるという考え方は今後の取り組みにとても参考になりました。
得意なことに時間をかけよう!
1つでもいいから、その分野で突き抜けた「とがった人材」になる。
そのためには、「できること」「得意なこと」意外に時間を割いているヒマはありません。
毎日強みに取り組む機会がある人は、ない人よりも6倍も意欲的かつ生産的に仕事に打ち込む
著書「さぁ、才能に目覚めよう(新板)ストレングス・ファインダー2.0」より」
「苦手を克服すること」と、「得意を伸ばすこと」は同じ労力をかけても結果に大きな差ができます。
一点に突き抜けた人になろう!
「できないことはさほど重要ではない」という村木さんの言葉が後押ししてくれる気がします。
周りのひとと助け合おう!
苦手なことや関心がないことは、得意な誰かにやってもらえばいいですよね。
そこに負い目や憂う気持ちは全く必要ありません。
「やってくれてありがとう!」と感謝の気持ちを伝えましょう (*^^*)
逆に、自分が得意なことは率先して手伝い、周りを助けましょう。
僕の職場にも、健常者に混じって軽度の障害を持った子が働いています。村木さんが携わっていた障害者雇用促進法の取り組みによるものなのでしょう。
果たして彼らが望んだ仕事、得意な仕事ができているのだろうか?
あまりまともに話したことがないから、今度声を掛けてみようかな。
以上、showt.bizでした。
コメント