「自ら機会を作り出し、機会によって自分を変えよ」
リクルートの社訓です。とっても力強い言葉ですね。
残念ながら、リクルート事件をきっかけとして社訓の看板は降ろされてしまったのですが、リクルート社員のみならず今も多くの方の心に刻まれているようです。
また、この言葉をきっかきにリクルートに入社電車転職した人も多いようで、短い言葉ですがその影響力は絶大です。
僕は日経ビジネスの記事で初めてこの言葉に出会ったのですが、とても心を打たれました。社訓って会社のあるべき姿などを表すものが多いと思いますが、個人に向けてこれだけガツンとインパクトを与えるものは少ないのではないかと思います。言葉が個人に向いているので、自分を後押ししてくれるような、そんな感覚を持ったことを覚えています。
今回は自分の会社の事情も交えながらこの言葉について考えていこうと思います。
自ら機会を作り出す
前段のこのフレースが重要だと思います。
自分もそうですが、長年同じ組織や場所にいると、そこの文化ややり方、雰囲気に染まり、感度が低くなってしまい、前例主義になって自ら物事を考えることが少なくなると思います。
前例というのは実績に基づく裏付けがあるので、説得力があって他人の理解を得るのは比較的簡単です。特に私が勤務する交通系の会社では、安全がすべての事業の基盤なので、稟議を通すには実績のある前例が一番の武器になります。
なので多くの人はHDDや書庫から過去の資料を引っ張り出してきて、前例のコレクションに多くの時間をかけるのです。実績があって安心だからです。
これでは安全は確保できるかもしれませんが、成長や進化は期待できません。
レッドブル創業者のことば
エナジードリンクの先駆けとなったレッドブルの創業者、ディートリッヒ・マテシッツは、レッドブルを企画した際のプレゼンで、
「レッドブルのための市場は存在しない。我々がこれから創造するのだ。」
著書「レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか」より
という言葉を残したそうです。
まさに自らの商品やマーケティングでこの世になかった需要を生み出して販売機会をつくり、怒涛のごとく成長していきました。
極端な例かもしれませんが、「自ら機会を作る」というのはそれだけの意義があるのだと思います。
このブログを始めたのも、自分の考えをまとめたり、発信してリアクションを得たり、ネットを通じた世間のみなさんとのコミュニケーションの機会をつくりたかったためです。
その先に何があるのか現時点ではわかりませんが、コツコツと続けていきたいと思います。もしかしたら別の機会に巡り合うかもしれませんしね。
許容できる範囲のリスクを背負って飛び込んていこうと思います。
最後に、日経ビジネス編集長の言葉を紹介します。
企業が自立した個人の集合体であれば、どんな危機にも負けないはずです。
雑誌 日経ビジネス 2021.05.17 より
以上、showt.bizでした。
今日も1日頑張りましょう!
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